腰椎圧迫骨折の回復期は、歩行距離を伸ばすだけの時期ではありません。コルセットを外した後も脊椎へ負担を集中させないよう、全身の運動連鎖を整える期間です。
日常動作は「股関節から動く」
洗面や物を取る動作では腰だけを丸めず、股関節と膝関節を使います。難しければ椅子で行う、自助具を使うなど環境も調整します。
- お尻を後ろへ引いて股・膝関節を曲げる
- ソックスエイドや長柄靴べらを活用する
- 疼痛や術式に応じて前屈量を調整する
胸郭と股関節の可動性を保つ
胸郭伸展や股関節伸展が乏しいと、腰椎へ代償が集中します。胸郭、肩甲帯、股関節の動きを評価し、許可範囲で可動性を確保します。
殿筋と深層筋を動作へつなぐ
| 狙い | 例 |
|---|---|
| 骨盤の安定 | ブリッジ、立ち上がり |
| 側方安定 | 中殿筋練習、支持基底面の調整 |
| 体幹安定 | 呼吸を止めない軽い腹圧練習 |
まとめ
コルセット離脱後を見据え、股関節から動く習慣、胸郭・股関節の可動性、殿筋と体幹の連動を準備します。運動は骨癒合経過と主治医の指示を優先します。
医療情報について
この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療・運動指導を代替するものではありません。実際の判断は、術式、画像所見、主治医や所属施設の方針、患者さんの状態に応じて行ってください。
原文は本人のnote記事をもとに、患者情報や個人を特定し得る記述を除き、WordPress向けに再構成しています。


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