多椎間固定術・T-S fusion後のリハビリ|固定部を守りながら隣接関節を活かす

多椎間固定術後のリハビリ PT臨床

胸椎から仙骨までの広範囲固定術では、短い範囲の固定術と身体の使い方が大きく異なります。まず固定範囲と術式、主治医の制限を確認し、動かない脊柱を股関節・膝関節で補う戦略を立てます。

最初に固定範囲と動作制限を共有する

  • 固定の上端・下端と骨癒合経過
  • 前屈、回旋、側屈の許可範囲
  • 座面高と立ち座り方法
  • 装具の使用条件
  • 創部、疼痛、神経症状の変化

一律の禁忌にせず、術式と施設基準に沿って具体的な生活動作へ落とし込みます。

守りすぎによる拘縮を防ぐ

脊柱を守ることに偏って臥位と立位だけが続くと、股関節伸展など隣接関節の可動性を失うことがあります。許可範囲で側臥位などを活用し、早い段階から評価します。

股関節・膝関節の役割を高める

機能 狙い
股関節屈曲 脊柱を丸めず物へ近づく
股関節伸展 立位・歩行で前傾を残さない
膝伸展筋力 高めの座面から安全に立ち座る

まとめ

広範囲固定術後は、固定部の保護と隣接関節の維持を両立します。脊柱を動かせない分、股関節・膝関節、環境設定、動作手順を組み合わせて生活を再構築します。

医療情報について

この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療・運動指導を代替するものではありません。実際の判断は、術式、画像所見、主治医や所属施設の方針、患者さんの状態に応じて行ってください。

原文は本人のnote記事をもとに、患者情報や個人を特定し得る記述を除き、WordPress向けに再構成しています。

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