転倒やライン抜去のリスクがあるとき、身体抑制が先に選ばれることがあります。しかし、危険の背景を評価せず一律に抑えると、活動性や尊厳を損なう可能性があります。
行動の背景を分けて考える
疼痛、排泄、姿勢、環境、見当識、薬剤、活動不足など、動こうとする理由を確認します。
PTは動作を具体的に評価する
立ち上がる条件、介助量、時間帯、環境設定で危険性が変わるかを見ます。「危ない」だけでなく、何が危ないかを共有します。
代替案とセットで提案する
見守り、環境調整、離床時間、移動手段など、実行可能な代替案を多職種で検討します。
ここまでの整理
身体抑制の検討では、危険の背景と動作条件を評価し、代替案と一緒に共有することがPTの役割になります。上申や説明の具体例はnote・Kindleにまとめています。
このテーマをもう少し広げて読みたい方へ
この記事では、臨床で迷いやすい場面の考え方を整理しました。
たとえば、次のような場面では判断に迷いやすくなります。
- 危険な行動の背景に何が隠れているか
- 「転倒リスクが高い」をどう具体化するか
- 身体抑制以外の選択肢をどう提案するか
関連する具体例や、別の場面での考え方は、note・Kindle・ツールにもまとめています。
免責事項
※本記事は、臨床10年超の理学療法士としての経験に基づく情報提供を目的としており、医療行為ではありません。個別の事例は考慮していません。実際の診断や治療方針については、主治医や所属施設の専門医の指示に従ってください。本記事の情報を用いたことにより生じた不利益や損害について、筆者は一切の責任を負いかねます。本記事は執筆時点(2026年3月)の知見に基づく、所属組織とは無関係な個人の見解です。


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