ここ2週間ほど、ずっと中古パソコンを見ていました。
欲しかったのは、一般的な事務用パソコンではありません。
画像生成、音声生成、動画生成、ローカルAI、Docker、n8n、WordPress開発などを、今よりもっと快適に動かせるGPU搭載パソコンです。
これまで私は、10年ほど前の富士通ノートパソコンをXubuntu化し、メモリを16GB、ストレージをSSDへ換装して使ってきました。
古いパソコンながら、
n8n
Docker
ComfyUI
Irodori音声合成
Whisper
FFmpeg
動画生成API
WordPress
Tailscale
RustDesk
などを入れ、自分専用の制作環境としてかなり使い倒しています。
古いパソコンでも、工夫すれば相当なことができます。
これは間違いありません。
一方で、最近は明らかに限界も感じるようになってきました。
動画1本の音声生成に3時間
現在、自分専用の動画生成フローを作っています。
字幕用台本と読み上げ用台本を登録し、音声を生成し、画像と字幕を組み合わせて、最終的にMP4動画まで自動生成する仕組みです。
少しずつ実装を積み重ね、手動モードでは、かなり完成形に近づいてきており、数本動画も出せてきています。
ところが、先日63セグメントの音声を生成したところ、六分の動画の生成にほぼ3時間かかりました。
画面には、
「Irodoriで音声生成中」
「進捗60/63セグメント」
と表示されています。
残り3セグメント。
しかし、そこへ到達するまでに3時間です。
仕組み自体は動いている。
けれど、パソコンの処理能力が追いついていない。
今までにも、メモリ不足でDockerや複数のサービスを同時に起動できなかったり、画像生成にかなり時間がかかったり、ディスク容量を気にしながら運用したりしてきました。
ここまで仕組みを作ったなら、次に必要なのは新しいアイデアではなく、きちんと処理を回せる制作設備なのではないか。
そう考えるようになりました。
とはいえ、約11万円は簡単には決められない
候補にしていたのは、リサイクルショップで販売されていた中古のゲーミングパソコンです。
主な構成は次のとおりです。
Intel Core i7-11700
メモリ32GB
GeForce RTX 3060 12GB
Samsung SSD 980 PRO 1TB
Seagate HDD 4TB
Seasonic FOCUS-GX-850 850W電源
ASUS PRIME H570-PLUS
DeepCool製簡易水冷クーラー
最初に見たときから、かなり魅力的でした。
ただ、高額な中古品です。
すぐに購入ボタンを押したわけではありません。
本当に必要なのか。
今のパソコンでも、時間をかければ作れるのではないか。
もっと安いものが出てくるのではないか。
新品の方が安心なのではないか。
GPUはRTX 3060で十分なのか。
中古の水冷クーラーは大丈夫なのか。
電源やマザーボードは交換できるのか。
今後も長く使えるのか。
何度も調べました。
ClaudeやChatGPTにも相談し、相場を検索し、量販店の新品パソコンも見に行きました。
量販店を見ると、むしろ中古機の良さが分かった
量販店でパソコンを見ると、20万円を超える機種でも、グラフィックボードを搭載していないものが珍しくありませんでした。
メモリ16GB、SSD 512GB程度で、拡張性もあまり高くない。
もちろん、CPUの世代は新しく、保証もあります。
しかし、私が必要としているのは、Web閲覧やOfficeが快適なだけのパソコンではありません。
画像、音声、動画、AI処理を回せるパソコンです。
その視点で見ると、
RTX 3060のVRAMが12GB
メモリが最初から32GB
SSDが1TB
HDDも4TB
電源がSeasonic製850W
マザーボードがASUSの一般的なATX製品
将来GPUやメモリを交換できる
という今回の構成は、かなり魅力的でした。
新品で同じ役割を果たせる構成を揃えようとすると、20万円台後半も珍しくありません。
約11万円という金額は安くありません。
それでも、構成に対してはかなり割安だと判断しました。
店舗にも細かく確認した
中古パソコンは、商品説明だけでは分からないことも多くあります。
そこで店舗へ2度に分けてメールで問い合わせました。
最初に確認したのは、
RTX 3060のVRAM容量
SSDとHDDの構成
グラフィックボードのメーカーと型番
です。
回答は、
RTX 3060 12GB
Samsung SSD 980 PRO 1TB
Seagate HDD 4TB
Palit GeForce RTX 3060 StormX 12GB
でした。
さらに購入を検討する中で、追加で確認しました。
CPUの正確な型番
電源ユニットのメーカーと容量
マザーボードの型番
メモリ構成
SSDとHDDの健康状態
修理歴、交換歴
CPUクーラー
すると店舗側は実機を確認し、BIOS画面、パソコン内部、ストレージ診断画面の写真まで送ってくれました。
CPU温度は33℃、マザーボード温度は27℃。
水冷ポンプもBIOS上で認識されていました。
中古品なので、前の所有者による交換歴や修理歴までは分かりません。
それでも、ここまで具体的に確認してもらえたことで、かなり判断しやすくなりました。
高額な買い物です。
遠慮せず、確認できることは確認してよかったと思います。
家族にも相談した
そして、当然ながら家族にも相談しました。
約11万円のパソコンです。
自分だけで勝手に決める金額ではありません。
単に新しいパソコンが欲しい、ゲームがしたい、という話ではなく、
自宅のパソコンはほぼWindows8なのでセキュリティが終わってる。
ギリWindows11のパソコンもcpuがpentiumで処理能力が著しく低い。
今作っている動画生成フローを完成させたい
そしてそれを記事は書けるが動画生成に悩む人のためのコンテンツにしたい
もっともっとアプリやサービスも作りたい
制作時間を短縮したい
子どもが大きくなったら家庭用パソコンとしても使える
GPUやメモリを交換しながら長く使える
ということを説明しました。
私は、14年使っているLenovo、18年使っている昔のデスクトップを改造した2TBのNAS、10年ほど前製造で最近引っ張り出してきた富士通パソコンを、今も現役で使っています。
買ったものを数年で捨てるタイプではありません。
今回のパソコンも、最初はAIや動画制作の主力機として使い、将来的にはGPU交換、メモリ増設、子ども用PC、サーバー、バックアップ機など、役割を変えながら長く使うつもりです。
家族と話し、最終的に購入を決めました。
そして、ついにポチりました
何度も商品ページを見ました。
もっと良いものが出ないか検索しました。
同程度の中古パソコンを探しました。
新品価格も調べました。
GPUの性能も、VRAM容量も、電源も、マザーボードも、水冷クーラーも確認しました。
迷いに迷った末、ついに購入しました。
購入ボタンを押したときは、うれしさと同時に、
「本当に買ったぞ」
という少しの緊張もありました。
ただ、注文後に量販店のパソコンや現在の部品価格を改めて見ると、かなり良い買い物だったと感じています。
最初にやるのは動画生成フローの完成版
このパソコンで最初にやりたいことは、ゲームではありません。
現在作っている動画生成フローを、独立した完成版として切り出すことです。
今の古いパソコン上では、
note URLからの動画生成
手動素材からの動画生成
読み台本と字幕台本の分離
セグメントごとの音声生成
音声の結合
字幕生成
画像選択と並べ替え
FFmpegによる動画生成
ジョブの進捗表示
NAS保存
再生成
まで実装しています。
新しいGPUマシンでは、まず同じ処理を安定して再現します。
その後、
ComfyUIのGPU対応
音声生成の高速化
WhisperのGPU処理
動画生成時間の短縮
複数ジョブへの対応
スマホからの操作
パッケージ化
教材化
へ進めたいと思っています。
これまで3時間かかっていた音声生成が、新しいパソコンでどこまで短縮されるのか。
今からかなり楽しみです。
パソコンを買っただけでは稼げない
もちろん、GPU搭載パソコンを買っただけで収益が発生するわけではありません。
高性能な機械を買って満足して終われば、単なる高い買い物です。
ただ、今回はすでに、
note記事
Kindle本
動画化したい原稿
臨床コンテンツ
動画生成フロー
宣伝AI
WordPress
自動化の仕組み
があります。
ゼロから何かを始めるために買ったわけではありません。
すでに作ってきたものを、より速く、より多く、より広く届けるための設備投資です。
まずはこのパソコンを使って、1つでも多く成果物を完成させる。
そして、購入費用以上の価値を生み出す。
迷いに迷って、家族にも相談して購入したからこそ、しっかり働いてもらおうと思います。
新しいGPUマシンで、めちゃくちゃ作る。元を取る。頑張る!


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