「朝の少しの時間でどこまで進められるだろう?」
そう思いながらパソコンを立ち上げましたが、思った以上に成果がありました。
前回までにXubuntu化した古いFMVパソコンをベースに、今日もホームサーバー環境を少しずつ整備しています。
メモリ増設も決定!
ローカルAIを本格的に動かすためには、やはりメモリが重要です。
今回使用しているFMVがメモリ増設可能なことを確認し、8GB×2枚(合計16GB)のメモリセットをメルカリで注文しました。
現在は到着待ち。
今後はメモリ容量が大幅に増えることで、ComfyUIやOllamaなどのローカルAIも、より快適に動かせるようになることを期待しています。
それまでは、できる範囲で環境構築を進めています。
ComfyUIを導入
まずはローカル画像生成AIであるComfyUIを導入しました。
現時点ではCPU版なので速度はそれほど期待できませんが、環境構築が目的なので問題ありません。
GPUがなくても、「まず動かしてみる」ことを優先しています。
自動起動(systemd)は後回し。
今は手動起動で運用し、環境が安定してから自動化する予定です。
FFmpegも導入
動画・音声処理には欠かせないFFmpegもインストールしました。
これで今後、
音声文字起こし
動画変換
サムネイル生成
AIによる動画処理
など、n8nと組み合わせた自動化の土台が完成しました。
こちらも自動起動設定は後日まとめて行う予定です。
Sambaでネットワーク共有を構築
今日一番感動したのはここでした。
XubuntuにSambaを導入。
共有フォルダを作成し、Androidスマホから接続を試したところ……
あっさり成功。
しかも今回はLAN内だけではありません。
Tailscale経由でホームサーバーへ接続し、スマホから共有フォルダが見える状態になりました。
「古いパソコン」が、自宅だけでなく外出先からもアクセスできるファイルサーバーになった瞬間でした。
デスクトップ環境(GUI)にして良かったと実感した瞬間
作業を進めながら、もう一つ気づいたことがあります。
XubuntuはGUIのあるデスクトップ環境なので、ブラウザとターミナルを並べて開いておけます。
調べたコマンドをそのままコピーして、ターミナルにペースト。
たったこれだけのことですが、これがサーバー版(GUI無し)だったら、SSH経由で手打ちするか、いちいちコピー手段を考える必要があったはずです。
環境構築の段階では、エラーが出るたびに検索し、出てきたコマンドを試す、という作業の繰り返しになります。
その一往復のたびにブラウザとターミナルを行き来できるのは、思っていた以上に地味に効いてきます。
「サーバー用途だから軽量なCUIだけでいい」と思っていましたが、今の試行錯誤の段階においては、デスクトップを入れておいて正解だったと感じています。
なぜLubuntuやLinux Liteではなく、Xubuntuだったのか
軽量Linuxには、Lubuntu、Linux Lite、Zorin OS、Peppermint OSなど、いろいろな選択肢があります。
※ここは私自身、XubuntuとOMV(NAS用のDebianベースOS)以外のLinuxを使ったことがあるわけではないので、あくまで調べた範囲・使ってみた実感としての比較です。
一般的に、Lubuntuは軽さで頭一つ抜けている代わりに見た目はかなり素朴で、Zorin OSはWindows風の見た目で移行がスムーズな代わりにややリソースを使う、という住み分けのようです。今回のFMVA08004(当時メモリ7.9GB、現在16GBに増設予定)くらいのスペックであれば、どちらを選んでも動作に困ることはなさそうでした。
その中でXubuntuを選んだのは、見た目や軽さよりも「詰まったときに解決策が見つかりやすいか」を優先したかったからです。
XubuntuのベースはUbuntuなので、日本語の情報量が圧倒的に多く、エラーメッセージで検索すれば大抵は誰かが同じところで詰まっています。実際、今回の一連の作業(Docker導入、n8n構築、Ollama連携、Samba設定)でも、「エラーが出たらまず検索」というスタイルで進められたのは、この情報の厚みのおかげでした。
軽さだけで選ぶならLubuntuの方が優れていたかもしれません。ただ、自分のようにLinux自体まだ日が浅い人間にとっては、多少リソースを使っても「困ったときに一人にならない」環境の方が、結果的に挫折せず前に進める気がしています。
NASで苦労した経験が生きている
以前からNASを触っていたおかげで、
「systemdってサービス管理だよね」
「SambaはWindows共有だよね」
「Tailscaleなら外からアクセスできるよね」
というように、一つひとつの作業が理解できるようになっていました。
以前なら「言われたコマンドを入力するだけ」だったものが、今では「何をしているのか」が分かるようになっています。
やっぱり、遠回りに見えた経験は無駄ではありませんでした。
現在のホームサーバー環境
Xubuntu導入
Google Chrome導入
Tailscale導入
n8n導入
ComfyUI導入(手動起動)
FFmpeg導入
Samba導入
Androidから共有フォルダ接続成功
Tailscale経由で外部アクセス成功
メモリ増設可能なことを確認
8GB×2枚(16GB)のメモリを注文済み(到着待ち)
ここまで来ると、「古いパソコンをLinux化した」というより、AIホームラボと呼べる環境になってきました。
次の目標
次はいよいよメモリ増設です。
メモリが届いたら取り付けを行い、
OllamaによるローカルLLM
ComfyUIの本格運用
n8nとのAI自動化
n8n・ComfyUIの自動起動設定(systemd)
AIワークフローの構築
へ進んでいく予定です。
毎日少しずつですが、「医療職でもここまでできる」という実例を積み重ねています。
最初はLinuxもホームサーバーも分からないことだらけでした。
それでもNASで試行錯誤した経験が、今になって確かな土台になっています。
焦らず、一歩ずつ。
気がつけば、古いパソコンが頼もしいAIホームサーバーへと成長していました。
そして何より感じるのは、AI時代は「最新の高価な機材」がなくても、工夫と少しずつの積み重ねでここまで環境を作れるということです。
このホームラボが、これからどこまで進化していくのか、自分でも楽しみです。


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