「古いノートPCなんて、もう使い道はないのかも。」
以前の私はそう思っていました。
しかし、Xubuntuをインストールしてから、その考えは大きく変わりました。
今回は、富士通製の古いノートPCにXubuntuを導入し、Tailscale・Docker・n8n・NAS連携まで構築した記録を書いてみたいと思います。
NASだけでは思うように進みませんでした
これまで私は、OpenMediaVault(OMV)でホームサーバーを構築し、Docker上でPhotoPrismやn8nを動かそうとしていました。
ただ、思うようには進みませんでした。
Dockerのバージョンが古かったり、必要なパッケージが見つからなかったり、最新版ではエラーが出たり。
何か一つ進めるたびに別の問題が出てきて、「またか……」という場面が何度もありました。
もちろん勉強にはなりましたが、「もっと素直に動く環境はないのだろうか」と感じていたのも事実です。
Xubuntuを入れて最初に驚いたこと
今回用意したのは、古い富士通製のノートPCです。
Xubuntuをインストールして起動すると、まず驚いたのは動作の軽さでした。
デスクトップも軽快で、操作していて待たされる感覚がほとんどありません。
そして何より印象的だったのは、
「エラーがほとんど出ない。」
ということでした。
NASでは何度も立ち止まっていた作業が、手順どおりに進んでいきます。
「ちゃんとしたメモリがあって、普通のLinux環境ってこんなに快適なんだ。」
それが一番の驚きでした。
Tailscaleも数分で接続
最初に導入したのはTailscaleです。
ログインは本当にあっという間でした。
これまで使っていたNASや他の端末と同じTailnetに参加でき、自宅のネットワークが少しずつ一つにつながっていく感覚がありました。
Dockerとn8nも順調に
続いてDocker Composeを導入しました。
途中でパッケージ名が変わっていることに気付いたり、小さなつまずきはありましたが、NASで苦労していた頃に比べると驚くほど順調でした。
n8nもDockerで起動。
最初は権限エラーでコンテナが再起動を繰り返しました。
「ああ、またエラーか。」
と思いましたが、原因はデータフォルダの所有者でした。
そこを修正すると、あっさり起動。
スマートフォンからブラウザでアクセスすると、n8nの初期画面が表示されました。
ここまで来たときは、「本当に動いた」と少し感動しました。
OMVのNASとも接続
最後は、これまで使ってきたOMVのNASとの連携です。
共有フォルダを確認し、SMBでマウント。
最初はrootで接続してしまい権限エラーになりましたが、NASで使っているユーザーを指定すると問題なく接続できました。
さらにDockerへNASをボリュームとして追加すると、n8nのコンテナからNAS内のファイル一覧が表示されました。
画面にNASのファイル名が並んだ瞬間、
「全部つながった。」
そう感じました。
これまで別々だった
OMV → Xubuntu → Docker → n8n
が、一つの環境として動き始めた瞬間でした。
ここからが本当のスタート
今回の目的は、n8nを動かすことではありませんでした。
本当にやりたかったのは、この環境を土台にして、自宅のNASとAIを組み合わせた仕組みを作ることです。
写真の整理やファイル管理、AIとの連携など、これから試してみたいことはたくさんあります。
まだようやく土台が完成した段階ですが、その土台が思っていた以上にしっかりできたことが、今回一番うれしかったことでした。
おわりに
今回改めて感じたのは、「古いパソコンだからできない」のではなく、「役割が変わっただけなのかもしれない」ということです。
これまでNASだけで何とかしようとしていた環境に、Xubuntuを入れた古いノートPCが加わったことで、一気に可能性が広がりました。
まだ完成ではありません。
むしろ、ようやくスタートラインに立てたところです。
これからこの環境を育てながら、家庭の中でAIや自動化が自然に動く仕組みを、一つずつ作っていきたいと思います。
古いノートPCがホームサーバーに生まれ変わる。Xubuntuで最新n8n環境を構築した記録
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