昨日、一番驚いたのはCodexのコード生成能力ではありませんでした。
「AIをどう動かすかを、別のAIと相談する」
そんな開発スタイルになっていたことです。
最初は普通にCodexへ指示を出していました。
ところが、利用制限が近づいてきました。
「このまま終わったら、次回どこから再開すればいいんだろう?」
そこでChatGPTへ相談しました。
すると、
「progress.mdを作ろう。」
「quality_policy.mdも作ろう。」
「system_map.mdも用意しよう。」
「次回はその3つを読めば続きから再開できるようにしよう。」
という提案が返ってきました。
なるほど。
私はその運用ルールをCodexへ伝えました。
するとCodexは、そのルールに従って
-
progress.md
-
quality_policy.md
-
system_map.md
を整備し、最後には
「今回はここまで完了しました。次回はprogress.mdを読んでこの続きから始めます。」
というレポートまで残して終了しました。
ここで気付いたんです。
AIが勝手に開発ルールを決めたわけではありません。
ルールを設計したのは人間。
実装したのはCodex。
つまり、
人がAIを直接動かすのではなく、「AIをどう動かすか」をChatGPTと相談し、そのルールでCodexを動かしている。
という構図になっていました。
さらに面白かったのがCLI版Codexです。
最初はVS Code版を使おうとしました。
しかしうまく動かず、結果的にCLI版を使うことになりました。
ところが今思えば、それが正解でした。
VS Codeは
「AIと一緒にコードを書く」
ツールらしいです。
一方CLI版は
「AIへ仕事を依頼する」
ツールでした。
実際、昨日の私はほとんどコードを書いていません。
「この機能を追加して。」
と言っただけです。
その後Codexは
-
Git
-
Docker
-
Python
-
n8n
-
テスト
-
バックアップ
まで全部進めてくれました。
私はテレビに映した進捗画面を眺めながら、
「ゲームしててもいいじゃん。」
と笑ってしまいました。
そして今日、さらに驚くことがありました。
Galaxy Z Fold7のTermiusからSSH接続し、Codex CLIをスマホだけで操作できたのです。
昨日までTermiusは
「SSHでコマンドを打つアプリ」
でした。
今日からは
「AI開発チームへ仕事を依頼する端末」
になりました。
スマホから
「RSS取得フローを改善して。」
「Whisperの固有名詞補正を追加して。」
そんな指示を送り、Codexがホームラボで作業する。
帰宅したらレビューするだけ。
そんな未来が、一気に現実味を帯びてきました。
そういえば、ChatGPT Plusを使い始めて初めて5時間の利用制限にもぶつかりました。
最初は「やっぱ制限来たか!どうしよう!」と思いましたが、意外と悪くありません。
Codexはある程度まとまった作業を進めてくれるので、その間は家事をしたり、子どもと遊んだり、ゲームをしたり。
制限が来たら「この時間はここまで」と区切りがつきます。
以前のように、自分でコードを書いていると
「あと1行だけ」
「このエラーだけ」
を繰り返して何時間も溶けていました。
でも今は、AIが仕事をしている間や制限時間は、自分は別のことをする。
なんだか、人間らしい時間の使い方に戻れた気がしています。
こんな感じなら、体験ベースで自然に読めると思います。
GUIじゃなくても作れる。n8nの正体はJSONだった
今日、さらに驚いたことがありました。
Codexが作業した後、実際にn8nを開いてみると、新しいワークフローがいくつも増えていたのです。
「あ、本当に作ってるんだ。」
最初は少し半信半疑でした。
私はずっと、
「n8nはGUIでノードを並べて作るものだから、AIには難しいだろう。」
と思っていました。
ところが実際は違いました。
n8nの本体は、見た目のGUIではありません。
内部では
-
ノード
-
ノード同士の接続
-
配置座標
-
各ノードの設定
などが、すべてJSONというデータ形式で保存されています。
つまり、Codexからすると
「GUIをクリックして作る」
のではなく、
「JSONを書けばワークフローが完成する」
という感覚なんです。
だから、Codexが生成したJSONをn8nへ読み込むと、GUI上には完成したワークフローがそのまま表示されます。
実際に、自分のn8nにCodexが作成したワークフローが並んでいるのを見たときは、
「ああ、こういうことだったのか。」
と腑に落ちました。
これで、自分の中の前提が一つ変わりました。
昨日までは、
「GUIだからAIには難しい。」
と思っていました。
でも実際には、
ChatGPTで設計
↓
CodexがJSON生成
↓
n8nへ読み込み
↓
GUI完成
という流れだったのです。
さらに面白いのは、CodexはJSONだけを書いているわけではありません。
例えばAPIの仕様を変更すると、
-
Pythonを修正
-
Dockerの設定を修正
-
n8nのJSONも修正
-
テストまで実行
という一連の作業をまとめて進めてくれます。
人がやると、
「Pythonだけ直して、n8n側を修正し忘れた。」
ということも起こります。
でもCodexは、それらを一つの作業として扱っていました。
今までは、
「n8nの使い方」
を一生懸命学んでいました。
でもこれからは、
「AIにどう指示すると、目的通りのn8nワークフローを作ってくれるか。」
その考え方や進め方のほうが、価値が大きくなっていくのかもしれません。
今回、自分のホームラボで実際にその流れが動いているのを見て、「AIと一緒に開発する」というイメージが一気に具体的になりました。
正直、途中で少し思いました。
「ここまでXubuntuやDocker、SSH、OMV、n8n、ローカルAIの構築を頑張ってきたけど、最初からCodexがあれば全部任せられたんじゃないか?」
でも、実際に使っていると違うんじゃないか、とも思うようになりました。
Codexがここまでスムーズに動いているのは、その土台がすでにできているからではないか。
AIに「これを追加して」と伝えられるのも、過去に自分で試行錯誤しながら環境を作ってきたから。
遠回りだったように見えた時間は、今「AIへ正しく仕事を依頼する力」として返ってきている気がします。
今回一番感じたのは、
私はプログラマーになったのではありません。
AIに丸投げして、できたものチェックする係になったんだ、ということです。
ChatGPTと相談して開発ルールを決める。
Codexへ仕事を依頼する。
完成品をレビューする。
これから価値が高まるのは、「コードを書く力」だけではなく、
AIチームが力を発揮できる仕組みを設計する力
なのかもしれません。


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